|日本固有の八百万の神々にちなんで

日本固有の八百万の神々にちなんで、日本仏教の特色をガイドしたエッセー。

仏教なんて堅苦しく考えず、現代人の正月、クリスマス、お盆とならべ、各宗派のよさそうな所をバイキング形式に盛ってみても、十分に成り立ちまっせ。と垣根を低くしてくれています。

入り口はどこからでも、登っていけばきっと富士山頂に辿りつく・・かもね、一日座れば一日の仏的発想で書かれています。

内容はいたって真面目ですが、語り口はさすがに芥川賞作家さんです。思わず大笑いしてしまう要素が多々盛り込まれています。ライオンズマンション南平台は駅近の物件ですか?どこに仕掛けがあるのかは、読んでみてのお楽しみ。

心の変容で無明を晴らしましょう、などはコーチングのレビュー会話で新しい視座をえて、新境地を開きましょうね、といってるのと同じなのではないかと思えます。

Coachingの文書を読んでいるときにはサイボーグ戦士になっていくような気がしますが、この仏教書を読んでいると八百万の仏様の一座に加えてもらえそうな気になります。

心の変容を目指すところは同じなのですが、洋物と和食の違いがかなりあるように思います。面白いもんですねえ。

落語を聴くような感覚で読める仏教入門書、滅多にあるもんじゃあありません。読まれた方がいらっしゃれば感想などお知らせください。

玄侑宗久著講談社α新書 私だけの仏教あなただけの仏教